ソロキャンプ で使いたい!軽量で手軽なアルコールバーナーの魅力
皆さん、100年以上の歴史を持ち、今現在も多くのアウトドアマンに愛用されている「アルコールバーナー」はご存知ですか?
「アルコールバーナー」は、軽量かつタフさが魅力の携帯コンロです。登山で使用することが多いアルコールバーナーですが、ミニマムキャンパーの方にもおすすめ!メリットからデメリットまで「アルコールバーナー」の魅力をご紹介していきたいと思います!!
アルコールバーナーとは、液体のアルコール燃料を使用したバーナーのことで、「アルコールストーブ」とも言います。
一般的なアウトドアバーナーはガス缶を使いますが、アルコールバーナーの場合は液体燃料を使うので、近くの薬局でも手に入れることが出来ます。
・とにかく軽量コンパクト
・故障に強く音が静か
・燃料はどこでも手に入る
・ゆるやかな炎が綺麗
・低温下でも使用可能
ほとんどのアルコールバーナーのサイズは手のひらサイズ。持ち運びや収納場所を考えなくてすみます。また、寒い日でも必ず点火するだけでなく、燃焼音がほとんどしないため、周囲に気を遣うことはありません。燃料は近くのドラッグストアやホームセンターでも簡単に手に入るので、買い忘れた時にも慌てなくて澄みます。
・火力はガスバーナーに軍配。ガスより沸騰に時間がかかる
・燃料消費量はガスバーナーに劣る
・ガスバーナーと比較して火力が少し弱い
・風防+五徳も必要
アルコールバーナーで難しいのが火力の調整。火力調整用のスライドで行うので難しいと思われがちですが、火口の数を減らせば弱火、火口を塞がなければ強火と覚え、慣れてしまえば苦にならなくなります。
ガスバーナーと比べてしまうと、沸騰に時間がかかるし、燃費消費量も火力も劣ってしまいます。しかし、コスト面で考えるとガスバーナーよりも燃料の値段が安いので、長年使うことが出来ます。
アルコールバーナーは主に四種類の素材が使われています。
チタン:燃費は悪いが、火力は強い。熱することであらわれる青い焼き色
極めて高い耐食性と耐久性。チタン製の道具は飛び抜けて軽量。加工にはそれなりに技術が必要なため、他と比べて高価。
アルミ:軽量金属の代表格で、安価で加工もしやすいのが魅力。その特性ゆえ、アルミ缶を使ってアルコールバーナーを自作することも可能。
真鍮:火力は弱いが、燃費はいい。五円玉にも使用されている素材で、使い込むほどに茶色く変色していくのが特徴。アルミより若干重いが強度では勝る。
ステンレス:光沢のある見た目が美しく、耐食性にすぐれているのでいつまでもサビずにきれいな状態を保つ。
アルコールストーブでは代表的に4つの素材が多く使われております。それぞれメリットとデメリットがあるので、あまり大きな違いはありません。素材はご自身の好みで選ばれるのが良いと思います。
・お湯を沸かしたり、温めたりするだけで十分な人
・待ち時間ものんびり火を楽しみたい人
・ソロキャンプやバックパックキャンプなどでとにかく荷物を減らしたい人
・ストームクッカーを使う人
ガスバーナーが手軽であることは間違いないですが、「自然の中でゆったり」「ミニマルなキャンプを」といったことを求めている人は、ぜひ試してみて欲しいアイテムです。アルコールバーナーの風に影響しやすい点、火力の弱さをクッカーの構造でカバーして料理を楽しむ「ストームクッカー」も愛用者が多いアイテムになっています。
Q.燃料は何を使う?
その名の通りアルコールを燃料として使用しますが、基本的には燃料用アルコールと記載のあるものを選びましょう。ドラッグストア、ホームセンター、アウトドア用品店などで手に入れることが可能です。
ケンエー 燃料用アルコール
【容量】500ml
【成分】メタノール、エタノール、イソプロパノール
Q.何に入れて持っていくの?
必ず密閉できる頑丈な容器に入れていきましょう。アルコールは引火しやすい液体です。無色透明でこぼれても気づきにくいため、もしものときは重大な事故につながります。
Q.残ったアルコールはどうしたらいい?
基本的には使い切る量の燃料を入れる事がおすすめです。パッキンのついているアルコールバーナーの場合、そのまま蓋をしめて持ち帰るのもいいですが、完全に冷めたのを確認してボトルに入れるのが安全です。
今回ご紹介したように、「アルコールバーナー」は軽量かつ手軽な価格でキャンプを楽しめるのが魅力になっています。災害時に役に立つのも魅力の一つ。ファミリーキャンプは「ガスバーナー」、ソロキャンプ は「アルコールバーナー」というように使い分けるのもいいと思います。ぜひ、魅力満載の「アルコールバーナー」を次回のキャンプで試してみて下さい!